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黒根岩風呂に行ってきた|波を面前にした素朴な癒しの温泉

はじめに

前からずっと気になっていた「黒根岩風呂」に、ようやく足を運んできました。
ネットで見かけたときから、海を目の前にし、岩に囲まれた素朴なお風呂の写真が頭から離れなくて、「ここでのんびり湯に浸かりたいな」と思っていたんです。
都会の喧騒を離れて、伊豆急行に揺られ、「伊東北川駅」で下車。気持ちの良い海風と山の空気の中を歩いていると、だんだん心が解きほぐされていくのを感じました。温泉に入る前からすでに、小さな旅のはじまりを味わっていた気がします。
アクセスと到着までの道のり

最寄りの伊豆急伊東北川駅から徒歩で向かい、海沿いの一本道を歩いていると、15分ほどでしょうか、ようやく「黒根岩風呂」が見えてきました。
建物は小さい小屋のようで、どこか懐かしい雰囲気。派手さはないけれど、「昔から地元に愛されてきた温泉なんだな」と感じさせる外観でした。入り口の前に立った瞬間、旅の疲れが少し和らいだように思います。
いざ、黒根岩風呂へ


建物内は素朴で、脱衣所も昔ながらのシンプルなつくりで服を脱いでカゴにいれるだけです。貴重品がある方は注意です。
そしていよいよ海が目の前に見える岩風呂へ。
それはもう絶景でした。ここは海を見るための風呂で特等席のようでした。
そしてまずは風呂桶で風呂のお湯で体を流します。
お湯に浸かった瞬間、体の芯からじんわり温まる感覚が広がります。泉質はやわらかく、肌がすべすべになるような心地よさ。
岩に囲まれた浴槽は、まるで自然の中に溶け込んでいるかのよう。湯気が立ちのぼる様子が幻想的な雰囲気でした。時間を忘れて、ただただ湯に身を任せていました。
のんびり過ごしたひととき

20分ほど海と波だけを眺めて入ったのちに出ました。
シンプルなお風呂なので休憩スペースとかはありませんが、この海岸通りにはイスが多くあるので、そこで現地のみかんワインをいただきました。とても甘くて飲みやすくおいしかったです。
この伊東北川は、観光地のにぎやかさとは違い、どこかゆったりとした空気が流れているのが心地よかったです。
帰り道で感じたこと

帰り道は、体が軽くて足取りも自然と軽やかに。温泉効果なのか、肌もしっとりとしている気がしました。
「次は冬に来て、雪景色を見ながらお湯に浸かってみたいな」とか、「春の新緑の季節もきっときれいだろうな」なんて、季節ごとの楽しみ方まで想像してしまいました。
あと、一番思ったのは「夜の月明かりを見てみたい」でした。この伊東北川は月の出に水平線から見えるムーンロードがとてもきれいとのこと。いつか見てみたいと思いました。
まとめ
黒根岩風呂は、華やかさや派手な演出はありませんが、その素朴さこそが魅力でした。自然に囲まれた岩風呂に浸かると、日常の疲れがすっと溶けていくような感覚。
「静かな温泉でゆったりしたい」「昔ながらの雰囲気を味わいたい」そんな人にはぴったりの場所だと思います。
次は季節を変えて、また訪れたい温泉になりました。
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