今回の記事はダウン表面の生地のスレによって「白化(はっか)」という、スレやすい角などが白くなってしまう状態を、自宅で自力で安価に補色・染色してみたという体験記事になります。
- ダウンの白化に悩んでいる方
- クリーニングに出さずに自力で解決したい方
- カナダグースやウールリッチのダウンを持っている方
こんな症状の方にすぐに役に立つ記事になると思います。
ちなみに本記事はウールリッチの黒のダウンブルゾンの白化を自力で補色してみたという内容です。
カナダグースや他の色の服でも参考になるかもしれませんが、実際に試す場合には影響の少ない箇所で試したりしてください。そして、そもそもですが各自の責任で行ってください。失敗をしても一切私は責任は負いません。
ウールリッチのダウンの表面が白化した
私が普段着ているウールリッチのダウンブルゾンが、生地同士がスレたりしたことでダウンの生地が白くなってしまいました。
具体的な商品名はWOOLRICH(ウールリッチ)TETON(ティートン) GORE-TEX ゴアテックス マウンテン ダウンジャケットになります。




こちらのウールリッチのダウンコート、外側はゴアテックス素材になっていて機能的なアウターです。
金額は10万円超えなのでしばらく着ていても劣化は白化したくらいで、その他は何の問題もないので、なんとか白化だけを直して見た目をよくしたいと思っていました。
【作業前】白化した状態のウールリッチのダウン





こんな具合に、主に角や、裏にジッパーがあって布を押してしまっているような部分に白化が見られます。
ちなみに表地の素材はポリエステル100%です。
こういった白化について調べていたら、カナダグースのダウンジャケットでもかなり多くの方が白化に困っているということがわかりました。
もしかしたら同じようにカナダグースのダウンでも補色できるかもしれません。
【完成】白化を補色したウールリッチのダウン
白化した状態と作業して白化が完成した状態を見比べてもらえるように写真を撮りました。
これだけきれいになればスレでみすぼらしい感じにはならないかと思います。
①右胸ポケット
角はやはりスレやすいです。

↓補修すると、、

②左胸ポケットの止水ジップのカバー
ここは結構目立っています。止水ジップの持ち手が盛り上がっているのでその分生地に当たってダメージが出ています。

↓補修すると、、

③左下のポケット
生地の外側をきれいに折り返してある部分が重なっていることで他より盛り上がっていてスレやすくなっていました。

↓補修すると、、

と、このようにスレて白化している箇所を自力で自宅で簡単に補色してみた様子がわかると思います。
④ウエスト絞るための背中を通るゴムひもの当たる場所
ウエストをキュッと絞るためのゴムが背中を通っていまして、そのゴムひもの当たる生地が白化しています。後ろからみると結構目立ちます。


↓補修すると、、
それがここまで黒くなりました。もう白化してた様子は見当たりません。



白化を自宅で自力で簡単に直したオリジナル方法を紹介
ウールリッチやカナダグースなど高級なダウンが白化してみすぼらしいアイテムになってしまうのはもったいないですよね。。
ということでここからは私が実践した白化を解決した方法を紹介します。
ちなみに私は黒い生地で今回は修理をしてみましたが、色によっては難しい場合もあります。黒であれば再現性は高いかと感じます。
それでは下記からは、私が実際に購入して使用したおすすめの道具の紹介と実際の使用方法を画像付きでレクチャーします。これによって数万円もするであろう高級なアウターがまた人前で着れるようになります。私のウールリッチは定価10万円以上しましたが、今でも1軍で活躍中です。
この方法を真似してあなたの白化したアウターを復活させてみてください。
①布用染色ペン

今回一番おすすめでありメインの道具です。
布用の染色ペンというのが売っていまして、見つけて買ってみたら最高でした。
他にも色々メーカーなどあり、いくつか使ってみましたがこちらのペンが最も使いやすかったです。
ちなみに私はダウンが黒だったので黒を買いました。

②ティッシュ
これはマッキーのような書いたらすぐ乾いてしまうようなペンではなく、水性なので書いてからすぐは乾かないものです。
なので、書いたらティッシュで広げてあげることで境界がぼやけて塗った感じがしないようになじませることができます。

白化した箇所への塗り方
これは私が自力で編み出した方法です。私はこれでうまくいきましたし、今後もこれでやっていきます。
それではやり方を紹介します。

白化した状態の箇所を確認したら、

ペンで塗っていきます。私は細い方で塗りましたがどちらでもいいかと思います。お好きな方で。

ただ塗るだけだと上のように黒いところが目立ちます。

このペンは水性なのでティッシュで伸ばして周りとなじませていきます。

そうするとさきほどよりも黒い部分がなじんでいると思います。
こういった具合で全ての箇所を補色していきましょう。
まとめ
カナダグースやウールリッチのダウンの生地の白化を自力で補色する方法を今回は紹介しました。
高級ダウンの白化を直してみたい方はぜひチャレンジしてみてください。


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